お客様に寄り添う接客とは､要するに
どういうことだと思いますか？お客様の立場
や感情に共感し､そのニーズや要望に真摯
に向き合うことをだと言葉では理解していて
も具体的にはどういうことでしょうか？
お客様の話に耳を傾け､要望や悩みを理解
しようとする姿勢や､親身になって対応する
こと。
そう言われてもまだしっくりきませんよね。
要するに今言ったことは､誰でもわかってい
ることだと思います。なぜそれが出来ないか。
それはネイルサロンの環境の仕組みだと思い
ます。すべては時間のゆとりが寄り添う接客
を行う上で非常に重要です。
時間的な余裕があると､お客様とじっくり
コミュニケーションを取ることができます。
お客様の話をじっくり聞いて理解し､その要望
や悩みに真摯に向き合うことが自然に出来て
きます。
時間的なゆとりがあると､お客様がリラックス
して自分の気持ちを伝えやすくなりますし､
また､お店側もお客様の要望に応えるための
適切な対応を考える時間が確保されます。
逆に､時間的な制約が厳しい場合､接客が
機械的になりがちで､お客様とのコミュニケ
ーションやニーズの把握が難しくなります。
なので､寄り添う接客を行うためには､
時間的なゆとりを持つことが大切なのです。
ネイルサロンは技術職でありサービス業です。
どちらが欠けても成り立たないお仕事です。
そのサービス業で働いている皆さまは誰もが､
お客様に不快な気持ちを与えたいと思って
接客をする人なんかいませんよね。
お客様に喜んでいただきたい！お客様を
笑顔にしたい！と思って接客をしているはず
です。ですが結果的に「お客様にその想いや
気持ちが上手く伝わらないが為に､時には不快
な想いにさせてしまったり､ということは良くある
話しです。では､どのようにすれば「想いの伝
わる接客」ができるようになるのでしょうか？
今のネイルサロンは､同じマニュアル通りの接客。
同じようなネイルデザインを提供することが普通
のようになってしまっています。
ただ施術を繰り返すのではなく､目の前の
お客様の期待やニーズに応じて寄りそう接客。
その付加価値の提供が将来､自分の大きな
強みになることを知って欲しいです。
お客様と距離が近くなることが､寄り添う
接客であり､施術での不要なストレスも
排除できることが技術向上に必ずつながります。
ネイルだけが出来ても稼げるネイリストに
はなれないと言われているように､これまで
説明してきたことが､私たちネイリストとしての
大きな強みになると確信しています。
この仕事において､お客様に伝わるように
表現できる接客が自然に行えるようになれ
ばれば喜びは倍増し､職業的ストレスは半減
させることが必ずできます！
私たちは同じことを繰り返すロボットでは
ありません。接客も考えないで完結する
仕事でもありません。ネイリストにしかで
きない技術と接客。人にしかできない
付加価値を提供していることに自信を
持ってやりがいある環境で自分を更に
成長させていきましょう！