「私、ネイルが取れやすい体質なんです」
ネイルサロンでお客様から、とてもよく聞く言葉です。
でも実際にたくさんのお爪を見てきた中で、本当に体質だけが原因だった方は、正直ほとんどいません。
ネイルが取れやすい人には、いくつか共通する思い込みがあります。
爪が弱いから仕方ないと思っている
爪が薄い、柔らかい。
だからネイルが取れやすいのは仕方ない。
そう思っている方は多いのですが、大切なのは生まれつきよりも、今のお爪の状態です。
過去に無理なオフを繰り返していたり、浮いたジェルを自分で剥がしてしまった経験があると、表面が荒れ、ジェルが密着しにくくなります。
その状態が続くと、どんなに丁寧に施術しても「取れやすい」と感じてしまうことがあります。
取れないネイルは分厚いジェルだと思っている
「厚めにしてもらえたら取れませんか?」
この質問もよくあります。
ですが実際は、分厚すぎるジェルほど衝撃を受けたときに浮きやすくなります。
取れにくいネイルに必要なのは厚みではなく、生活に合ったバランスです。
見た目が自然でも、必要な強度がきちんと考えられているネイルの方が、結果的に長持ちします。
日常生活はあまり関係ないと思っている
ネイルは、つけた瞬間から日常生活の影響を受け続けます。
爪先で缶を開ける
シールを爪で剥がす
スマホを強く操作する
水仕事が多いのに保湿をしない
どれも無意識にやってしまいがちですが、こうした積み重ねが持ちに影響していきます。

浮いたらすぐ取れるのは技術のせいだと思っている
もちろん、技術が原因になることもゼロではありません。
ただ多くの場合、浮きに気づかずにそのまま生活を続けてしまい、水や衝撃が入り込むことで一気に外れてしまいます。
少しでも違和感があれば、早めに相談するだけで持ちは大きく変わります。
ネイルが向いていないと諦めている
これが一番もったいない勘違いです。
ネイルが取れやすい方ほど、長さや形、デザイン、ケア方法を少し見直すだけで、驚くほど安定することがあります。
ネイルが向いていないのではなく、今の生活とネイルの相性が合っていないだけ。
そういうケースは、実はとても多いのです。
まとめ
ネイルが取れやすい原因は、体質だけで片付けられるものではありません。
お爪の状態、これまでのオフ、日々の生活習慣、ネイルの選び方。
これらが重なっていることがほとんどです。
「私、ネイルが続かないんです」
そう感じている方ほど、一度立ち止まって見直してみると、ネイルとの付き合い方が少し楽になるかもしれません。そんな場合は、「福岡アンドネイル」に一度、ご相談ください。
なぜオフの仕方でネイルの持ちが変わるのか
では、マシンオフの場合に何が起きているのかを、
感覚論ではなく化学・構造の視点で、ブログにそのまま使える形でまとめますね。

マシンで削るオフの場合、なぜ持ちに差が出るのか
マシンオフは、正しく使えばとても優れた方法です。
一方で、削り方を間違えると、次のネイルの持ちに大きく影響します。
この差は「上手・下手」ではなく、
爪の構造に何が起きているかを理解しているかどうかで生まれます。
マシンオフは「物理的破壊」に近い工程
マシンは、
ジェルを溶かすのではなく、物理的に削り落とす方法です。
このとき問題になるのが
・圧
・摩擦
・熱
この3つです。
削りすぎで起きる爪内部の変化
① ケラチン層の断裂
爪はケラチンというタンパク質が
層状に重なった構造をしています。
マシンで必要以上に削ると
ジェルだけでなく、爪の表面層まで一緒に削り取ってしまうことがあります。
すると爪表面は
・均一な凹凸ではなく
・繊維が断裂したガサガサの状態
になります。
この状態では
ジェルが入り込む「引っかかり」が不安定になり、
密着力が落ちます。
② 摩擦熱によるタンパク変性
マシンで削る際に見落とされがちなのが熱です。
摩擦によって爪の表面温度が上がると、
ケラチンタンパク質は軽度の変性を起こします。
これは
・硬くなる
・脆くなる
という変化です。
変性した表面は
ジェルと相性が悪く、
密着が不安定になります。
「見た目は削れているのに、なぜか浮く」
という現象の正体がこれです。

③ 表面エネルギーの低下
マシンで削りすぎた爪は
表面が不均一になり、
油分や水分を抱え込みやすくなります。
化学的には
表面エネルギーが低下した状態です。
この状態では
ジェルが均一に広がらず、
一部が弾かれたり、密着ムラが起きます。
結果として
根元浮きや、先端浮きにつながります。
正しいマシンオフが持ちを良くする理由
マシンオフの理想は
「削り切る」ことではありません。
・ベースを薄く一層残す
・自爪には触れない
・熱を溜めない
この状態を作ることで
爪表面は
・ケラチン層が守られる
・水分バランスが安定する
・密着に必要な凹凸が残る
結果、次のジェルがしっかり定着します。
フィルインでも持ちが悪くなる理由
「フィルインだから爪は傷まない」
そう思われがちですが、実際は削り方次第です。
・毎回ベースを削りすぎている
・同じ場所を何度も削っている
・熱を溜めやすい操作になっている
これが続くと
爪は確実にダメージを受け、
持ちは徐々に悪くなります。
まとめ
マシンオフは
便利でスピーディーな反面、
爪に与える影響も大きい工程です。
削りすぎ
摩擦熱
表面の荒れ
これらが重なると
ジェルの持ちは確実に落ちます。
逆に言えば
正しいマシンオフは、次のネイルを長持ちさせる土台作りになります。
ネイルが取れやすいと感じている方ほど、
付ける工程よりも
「削る工程」に注目してみることが大切です。







